長野県茅野市北山に位置する国道152号湯川バイパスが2023年3月19日に開通しました。
八ヶ岳エコーラインと国道152号（白樺湖方面）を結ぶバイパス道路で、観光シーズンを中心とした渋滞解消や交通安全確保を目的として計画されました。　当社では、滝ノ湯川を渡河する橋梁（橋長57m、鋼2径間連続鈑桁橋）の設計を行いました。（5月24日の現場研修会で撮影）
設計段階において、経済性で安価となる橋梁形式を選定しましたが、「自然河川の中に橋脚を建てて良いだろうか」、「道路線形は曲線なので折れ桁よりも曲線桁の方が美しいのでは」等の現場条件も含めて検討しました。


鋼桁のため雨水の付着等により損傷（腐食）が発生しないよう、「桁外面は塗装する」等を工夫しました。







橋桁の側面には「橋歴版」が設置されており、設計者として当社社名および設計業務管理者氏名の記載がありました。

建設コンサルタントとして「地図に残る仕事」ができたという達成感を得たとともに、責任の大きさを改めて感じる業務となりました。